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101系と103系 国鉄
国鉄が終戦後新らしい技術で作った電車で、101系が1957年に、そして101系よりもモーターやブレーキを強くした103系が1964年から作られました。 103系はそれから20年近くにわたって作られ続け、3400両を超える大勢力になりました。 このため使用目的によっていくつかの種類があります。
▲ 101・103系のいろいろを見る |
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105系と107系 国鉄
1980年ごろまでのローカル線の電車は、古くなった旧型国電のお下がりを使っていましたが、地方にも新らしい電車を入れることになり、105系が作られました。 なお新らしく作る費用がないので、105系500番代は103系から、107系は165系からの改造によって作られています。 |
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201系と203系 国鉄
103系登場から20年がたって、新らしい電車に置き換えることになり、設計されたのがこの201系で、モーターの制御をこれまでの抵抗方式からチョッパ方式にすることで、電力消費を30%節約することができました。
203系は地下鉄千代田線乗入れ用に、車体をアルミ合金で作ったもので、ボディー以外は201系と同じです。 |
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205系 国鉄 東日本
1980年代後半になり、103系の置き換えが本格的になると、201系ではチョッパ制御装置の値段が高いことから、もっと安く作れる車両として設計されたのが205系で、床下の発電機をうまく利用した界磁添加励磁制御とし、台車や連結器もシンプルなものになりました。1400両ちかくが作られ埼京線・京葉線などで活躍中。 |
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207系 西日本
JR西日本が東西線の開通にあわせて、103系を置き換えることになり、作られたのが207系です。
またJR東日本でも試験的に207系を作りましたが、10両だけで、207系900番代として常磐緩行線で走っています。
制御方式は、さらに進化したVVVFインバータ制御になっています。 |
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209系 東日本
JR東日本が、205系よりもさらに進化した21世紀の通勤電車として作ったのが209系で、本格的にVVVFインバータ制御を取り入れています。
また車内設備も簡素化したり、部品を標準化することで、メンテナンスの費用や手間を省くことができました。 |
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231系 東日本
209系をもとに、さらに近郊用電車とも設計を共通化した車両です。
通勤用では基本グループである0番代のほか、山手線用の500番代があり、そのほかに宇都宮線や高崎線などで走っている近郊用とがあります。 |
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301系 国鉄
国鉄が地下鉄東西線との相互乗入れ用として1966年に作った車両で、国鉄初のアルミ車両となりました。
登場からしばらくは無塗装銀色に黄色の帯であったのが、東西線にあわせて灰色に黄色帯の塗装となっています。
現在は運転されなくなり、2003年夏のさよなら運転で引退をしました。 |
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321系 西日本
東海道-山陽線の201系などを置き換えるために作られた車両で、デザインは207系とほとんど変わっていません。
207系と違って、現在は7両固定編成となっています。 |
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501系 東日本
拡大する常磐線の通勤輸送に対応するため、我孫子から先の交流区間でも走れるように設計されました。
車体は209系を元にデザインされており、上野−土浦間で走っています。 |
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701系 東日本
東北地方の電化区間は、これまでは電気機関車が客車を引っ張っていたのを、乗務員を減らしてワンマン運転をするために、この701系が作られました。 地方の田舎を走るものの、座席がロングシートのため、近郊型ではなく通勤型の区分となっています。 |