しゃしん |
せつめい |
2.急行型気動車 |
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58系 国鉄
1961年に、それまでの55系を改良して作られた急行用気動車の決定版です。 北海道から九州まで全国各地で活躍しましたが、急行列車の廃止で、残っている車両はわずかになりました。 |
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キハ65型 国鉄
キハ58系はエンジンの力が弱いことから、500馬力の強力なエンジンを積んだこの車両を連結して、スピードアップがはかられました。
中部・西日本から四国・九州で活躍してきました。 |
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キハ66・67型 九州
筑豊地区の急行・快速用に作られた車両で、キハ65型のエンジンの力を少し弱めにして作っています。 座席は転換クロスシートで、その後の新快速のモデルとなりました。
筑豊地区て活躍してきましたが、電化により、一部が長崎地区へ転属しました。 |
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キハ75型 東海
JR東海が作った新らしい急行・快速用の気動車です。
350馬力のエンジンを2台積み、特急電車並みのスピードで走ることもできます。
現在は急行〔かすが〕、快速〔みえ〕や、武豊線の区間快速などで活躍しています。 |
3.特急型気動車 |
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181系 国鉄
それまでのキハ80系をパワーアップしたもので、キハ65型と同じ1969年から作られました。 500馬力の強力エンジンとスーパーチャージャーを積み、ラジエーターを屋根上に置いた独特のデザインは、とても人気があります。
現在は、JR西日本の特急〔はまかぜ〕として走っています。 |
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183系 北海道
181系と同じく、北海道地区の80系を置き換えるために作られました。
エンジンが440馬力の0番代、600馬力の500番代、インタークーラーの付いた550番代など、いくつかのバリエーションがあります。 |
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185系 四国 九州
JR四国発足にあたって作られたのがこの185系で、バスのものやリサイクルの部品を使い、コストをおさえています。
四国での活躍の後、一部はJR九州へ渡り、〔ゆふ〕・〔あそ〕として走っています。四国では特急〔剣山〕のほか、普通列車用に改造されたものもあります。 |
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85系 東海
JR東海でも80系を置き換えるために作ったのが85系で、ワイドな眺めが特徴になっています。
現在は、高山本線の〔ワイドビューひだ〕、紀勢本線の〔ワイドビュー南紀〕として走っています。 |
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187系 西日本
181系が古くなってきたので、それに代わる車両として作られました。
カーブでもスピードが出るように振り子式の台車になっています。
特急〔スーパーいなば〕〔スーパーおき〕などで活躍中。 |
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2000系 四国
四国では高速バスと競争するために、185系よりも、もっと速く走れる車両として開発されました。
気動車では初めての振子式車両で、カーブでも時速100キロで走ることができます。
特急〔南風〕や〔宇和海〕などで活躍中です。 |
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281系 北海道
北海道でもさらに速く走るために新らしい車両が作られました。
JR北海道になってからは初めての本格的な特急用気動車で、最高時速130キロで走ることができます。
現在は函館−札幌間の〔スーパー北斗〕で走っています。 |
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283系 北海道
281系を元に本格的な振子式車両になったのがこの283系です。
これによりカーブの多い根室本線でのスピードアップがはかられました。
現在は主に〔スーパーおおぞら〕で走っているほか、一部は〔スーパー北斗〕でも走っています。 |
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261系 北海道
北海道北部で特急列車を運転するために新らしく作られた車両で、気動車では最強の920馬力の力が出ます。
現在は札幌−稚内間の〔スーパー宗谷〕として走っています。 |
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72型 九州
九州の久大本線で観光特急として運転するために作られた気動車で、丸い先頭車にハイデッカーの客室、カフェテリアやミニギャラリーなどの楽しい設備もそなえています。
現在〔ゆふいんの森号〕で博多−別府間を走っています。
なおこの前に作られた71型はキハ58などからの改造車です。 |