青春18のびのびきっぷ旅行 行程回顧

 それは昭和57年3月下旬、信州旅行の途中に長野駅で妙なポスターが貼っていた。 それを見た僕は、「何?8000円で5日間全国の普通列車に乗り放題? それも5月末まで?」 思わずその場で1冊買ってしまいました。
 それが「青春18のびのびきっぷ」誕生の時でした。 以来2002年で丁度20年間の付き合いが続いている。 ここでは20年前の青春18旅行の行程を回顧してみることにしました。 1日目を午後に出発しているのは、当然のことながら当時は土曜日は学校に行っていたからです。

1.第一回発売時
 3月下旬に買った「青春18のびのびきっぷ」だったのだが、春休み中は1日しか使う機会がなく、ゴールデンウィークまで持ち越した。 結局5月5日に敦賀往復に1枚使い、残り3日となったところ、友達から1枚譲り受けたため、4日残っていた。 そこで憧れであった根府川の鉄橋へブルトレを撮影しに行くこととした。 下記の旅程はその時のものであるが、これでも2日残っていたので、5月29〜30日に再び根府川へ撮影に行ったのでした。 5月の爽やかな時期に旅行が出来るなんてとても幸せで、そんな旅行を実現させてくれたこの切符は大変ありがたかったのでした。

【旅程1】 昭和57年5月8日(土)〜9日(日) 根府川・真鶴・伊豆多賀撮影と赤坂支線の乗りつぶし

 六甲道 1448-(790M)-1708 米原 1713-(1544M)-1749 大垣 1804 -(553M)- 1811 美濃赤坂 1842 -(224M)- 1849 大垣 2025 -(340M・大垣夜行)- 245 熱海 431-(722M)- 447 根府川[撮影] 702-(321M)-707 真鶴[撮影] 1043 -(753M)- 1047 湯河原 1058 -(9533M)-1136 伊東 1156 -(538M)- 1215 伊豆多賀[撮影] 1347 -(2646M)- 1356 熱海 1406 -(1467M)- 1421 三島 1446 -(463M)- 1707 浜松 1708 -(1539M)- 2039 米原 2043 -(865M)- 2254 六甲道

2.第二回発売時
 この時は夏休みに怒涛の「30泊31日旅行」をして、その最終日に1枚だけ使ったので、9月に入った時点でまた4日分余らせていた。
 そこで9月11〜13日に2日分(台風による普通のため1日延長措置)を使って、残る2日分で東北新幹線開業に伴う廃止が予定されていた東北線の特急を写しに出掛けた。 下記の旅程がそうだが、栗橋で4時間いた他はほとんど電車に乗ってばっかりという行程になった。

【旅程2】 昭和57年9月18日(土)〜19日(日) 東北特急撮影と樽見線の乗りつぶし

 六甲道 1448-(790M)-1708 米原 1713-(1544M)-1749 大垣 1829 -(943D)- 1910 美濃神海 1936 -(942D)- 2020 大垣 2025 -(340M・大垣夜行)- 440 熱海 459 -(422A)- 507 上野 512-(521M)- 602 栗橋[撮影] 1004 -(564M)- 1056 上野 1111 -(山手線)- 1119 東京 1136 -(327M)- 1608 浜松 1615 -(1537M)- 1858 大垣 1900 -(859M)- 2150 六甲道

3.現在との比較 (東京→六甲道)
 2002年現在と当時とを比べると、新快速・特別快速の新設・増発で便利になったと思いますが、念のため比較してみましょう。

 1.【旅程2】に近いダイヤ(すべて土休日用)
 東京 1143-(339M)-1354 沼津 1356-(951M)-1638 豊橋 1639-(3195F)-1840 岐阜 1844-(5245F)-1934 米原 1941-(829K)-2149 六甲道 となり、8分しか変わりません。もちろん新快速に乗らないダイヤです。

 2.六甲道着同時刻位での早いダイヤ
 東京 1233-(3759M・快速)- 1406 熱海 1414-(453M)-1528 静岡 1531-(781M)-1640 浜松 1644-(5125F)-1714 豊橋 1732-(5245F・新快速)-1934 米原 1959-(3253M・新快速)- 2132 芦屋 2133 -(普通)-2143 六甲道 となり、所要時間が57分短縮されています。

このときの「青春18のびのびきっぷ」は「切符あれこれ」のコーナーに、写真は「写真館」の各地方のところに展示しています。