六甲1号ウェルライフページ
PART5. 実際に出掛けてみることで、より深く理解をする。
「可愛い子には旅をさせよ」と言われますが、これには旅に出させること以外に、少々苦い経験をすることで、世の中を知ってもらうという意味があります。 ですから、はじめから何もかもセットされた旅行会社のパック旅行で出掛けたのでは、せっかくの貴重な社会経験の機会が半減してしまいます。時刻表を見れないならまだしも、切符の買い方すら知らない大人がいるのは、ちょっと恥ずかしいのではないでしょうか?
(1) 実際に旅行する
総合学習で旅行に出掛けることは出来ませんが、前述のSTEP4で立てた旅行プランを、夏休みなどに個人やグループなどで出掛けることは可能です。 例えば「仲の良い友達同士とその家族の方で一緒にUSJに行く。どの列車をどこで何時に乗るなどは、全て自らが計画し、切符も自分達で用意する・・・」など。さすがに宿の予約までは難しいでしょうから、これは家族の方にしてもらうことになります。
また、違う土地に行けばテレビのチャンネルが違ったり、味(そばのだし汁など)の違いを発見すると思いますが、これなども子どもたちにとっては貴重な経験のはずです。
大事なのは実際に出掛けて、切符を買ったり、乗換えをしたり、食事をしたなどの一連の様子をレポートにまとめるなど、文書にさせることや、そのことを予め想定して道中の事柄を見させるようにすることです。
生徒数の極端に少ない学校なら、修学旅行を自分達の手で作ることも可能でしょう。但し教育委員会の規制や、旅行会社とのしがらみもあってなかなか実現させるのは難しいと思います。
上であげた旅行以外でも、色々と考えられます。 例えば、
(2) 駅やバスターミナルなどに出掛けて、人の動きを調べる
これは私も中学時代に夏休みの自由研究でやりましたが、列車やバスの本数やダイヤは、需要に応じて組まれており、その地域でどのような需要があり、人の流れがどうなっているのか、実際に駅などに立って、時間毎の乗降人員を調べるなどで、その地域の実情を知ることができます。 グループ学習にも向いているでしょう。
(3) 交通施設などを見学する
これは以前からも時々行われてきた社会見学の一つで、交通のしくみや安全を学ぶ点での有効な一つの手段ですが、総合学習の導入で見学要請が増えたりすることで既に業務に支障が出ていることもあるようなので、安易に見学に出かけるのはやめた方がいいでしょう。
(4) 交通バリアフリーを考える
実際に駅やバスターミナルに出掛ける調査では、人の流れを調べる以外にも、別の調査項目があります。それは交通バリアフリーを考えることです。これは大人の研究課題の一つでもありますが、子どもの観点からも調査することは十分できると思います。
お年寄りや障害者の方が利用しやすい設備かどうか、案内板は見やすいか、設備は安全か・・・、など幾つかの題目は見出せるでしょう。
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