写真館 1-6
 北海道の私鉄風景


 その1.三菱石炭鉱業大夕張線 : 文字通り石炭産業路線で、石炭を積んだ貨車が走っていましたが、一日に3往復の旅客列車があり、DD13タイプの機関車が2両の客車を引いて走っていました。廃止になる半年前の昭和61年10月に訪れました。 乗客は高校生ばかりで運賃は60円という安さ、鉄道が廃止になってバスになることを彼らは知らず、それを話すと驚くとともに困惑していました。

 清水沢にて貨物列車
 この鉄道のもっともらしい列車の風景ですね。
 南大夕張にて
 朝一番の列車に乗り込む、と言っても午前中はこの一本しかないのだ。
 車内の様子
 2両の客車の前の車両を男子高生、後ろの車両は女子高生でほぼ占めていました。着ているカーディガンの色は、ピンクが番長で赤がサブ。朝なのに所々で紫煙が上がってます。
 サボ
 もちろん原始的な吊り下げ式です。三菱のマークがアクセント。
 清水沢に到着
 到着するとすぐに機関車を切り離して機回し、女生徒はそれからボチボチと降り始める。
 機関車連結待ち
 形のうえでは貫通路があるようだが、実際は通りぬけできない。 清水沢駅は大夕張線のホーム側に駅舎があった。


 その2.日本セメント上磯工場 : 江差線の上磯を出ると、何やら工場と線路が見えてきた・・・。 ということで、行ってきました。 ここは石灰石列車専用の貨物鉄道だったが、コンベヤの完成で廃止となってしまいました。オリジナルの機関車が貨車を従えて走る姿を撮りに行ったら、現地の職員さんの思わぬ計らいで貴重な経験もさせてもらいました。(昭和62年9月訪問)
 上磯工場遠景
 江差線の築堤から撮影。列車からはこのように見えました。
 上磯駅
 小さいながらもちゃんと駅名標が軒の上に掲げられていました。
 到着した列車
 主力の10号機が牽引して石灰石列車が到着しました。後ろの赤い橋がJR江差線です。
 上磯駅内の継電盤
 手動ポイントが多いので、いたってシンプル。
 機関車の切離し
 到着すると機関車は機回しをして貨車の後ろに付きます。
 7号機関車
 凸型電気機関車で、主に構内の入替え用に使用。
 機回し作業
 機回ししてきた機関車が貨車の後ろに付きました。
 5号機関車
 7号よりもさらに小さい凸型機関車。バッテリーカーでしょうか?実際は使ってなさそう。
 工場への押込み
 石灰を満載した貨車は、こんどは後ろ側から機関車に押されて工場へ入っていきます。
 空車牽引の10号
 工場から空の貨車を従えて出てきた10号。これを撮っていると職員から、「おい君、時間あるか?」と言われ、何かと聞いてみたら「機関車乗っていけよ!」とのことでした。
 10号機関車運転室
 ということで、ヘルメットまで貸してもらって機関車に乗せてもらい、奥の駅まで往復させてもらいました。滅多にない貴重な体験。
 10号機関車内部
 昔鷹取工場でEF62に乗ったことがあるので、ある程度想像はついていましたが、やっぱ暑いです。何とドアは一般家庭用?
 万太郎沢駅に到着
 採石場から凸型機が貨車を引き出してきました。この後機関車同士が交代してそれぞれの貨車に連結します。
 上磯へ向け発車
 凸型機が空車の後ろに、10号機が貨車の前に付き、10号機は貨車を引いて上磯へ向かいます。凸型機は空車を押して採石場へ入ります。
 貨車を引く10号機1
 左側に見えるのがコンベヤで。もう1つの峩朗鉱山へ線路はこのコンベヤにより廃止となっていました。
 貨車を引く10号機2
 2つめコンベヤの完成により全て廃止となりました。真っ青な秋空の下、晩年の活躍をする10号機。