しゃしん |
せつめい |
1. 東海道・山陽新幹線と九州新幹線
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0系 (1964〜2008)
世界で一番速い列車として、1964年に開業し、世界にその名を知らしめました。 この0系は、そのときのデザインで、「羽のない飛行機」としておどろかれましたが、古くなってきたので、廃車がすすみました。
山陽新幹線の新大阪−博多間で、〔こだま〕号として活躍していましたが、2008年12月で引退しました。 |
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100系 (1985〜2012)
国鉄末期の1985年、国鉄初の2階建て車両を連結して「2階建て新幹線」としてデビューしました。
先頭部分は鼻先が直線的になり、もっとも美しい先頭車といわれました。 なかでも2階建て車両を4両つなげたJR西日本の編成は「グランドひかり」として、人気がありました。
2012年3月で引退しました。 |
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300系 (1994〜2012)
〔のぞみ〕号ごうをデビューさせるために1994年につくられました。
空気抵抗を押さえたデザインのために、この300系から先頭部の鼻がなくなりました。
現在は700系が〔のぞみ〕号で走っているので、おもに〔ひかり〕と東京−新大阪間の〔こだま〕で活躍しましたが、2012年3月で引退しました。
この300系以降は食堂車・ビュフェの連結はなくなりました。 |
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500系 (1996〜現在)
航空機とのスピード競争に対応するために作られた車両で、最高時速は300キロで、フランスを抜いて再び世界一になりました。(その後フランスが320キロを出しています。)
車体はスピードを出すため、前頭部は戦闘機のように鋭くとがっています。
JR西日本が所有し、山陽新幹線の新大阪−博多間で時速300キロを出すことができますが、先頭車の定員が少ないため、N700系に置き換えられ、今は山陽新幹線の〔こだま〕として走っています。 |
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700系 (1999〜現在)
500系は乗客定員が少ないので、最高速度が少し落ちても定員を確保した車両として登場しました。先頭部は鳥のくちばし形となり、「カモノハシ」と呼ばれています。
現在、〔のぞみ〕、〔ひかり〕で使われているほか、JR西日本では8両編成の〔ひかりレールスター〕を最高時速285キロで走らせています。 |
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N700系 (2007〜現在)
700系をもとに、いくつかの新らしい機能を追加して設計したのがこのN700系です。
あらかじめ車体を傾むけることで、カーブでもあまり速度を落さずに走ることができます。今回、東海道新幹線の区間で最高時速270キロを出すことができるようになりました。
また16両のすべてが禁煙車両になったほか、パソコンなどが使えるようにコンセントの付いた座席もあります。 |
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800系 (2004〜現在)
九州新幹線用の車両として6両編成の短い編成で作られました。
この800系は、地元九州の特産物を車内のデザインに取り入れるなど、個性あふれるものになっています。
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2. 東北・上越新幹線など
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200系 (1982〜2013)
東北・上越新幹線は雪が多く降ることから、0系をもとにして、雪にも耐えられるよう、床下部分をカバーでおおっています。 また先頭のスカートにも雪かきを付けています。
その後登場した200系2000番代は、100系とおなじように、先頭部分が直線的になり、2階建て車両を連結しています。
開業から30年以上活躍してきましたが、ついに2013年3月で引退しました。 |
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400系 (1992〜2010)
1992年に開業した山形新幹線〔つばさ〕のための車両です。
東京−福島間は東北新幹線の200系やE2系などと連結して走します。福島−新庄間は在来線となるので、最高時速130キロで走りました。
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E1系 (1994〜2012)
新幹線で多くのひとをはこぶため、すべての車両を2階建てにしました。
自由席の2階部分は1列が6席になっています。
“MAX”(マックス)として東北・上越新幹線で走りました。 |
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E2系 (1997〜現在)
長野新幹線の開業にあわせて作られました。
また200系が古くなってきたので、〔やまびこ〕用にも多く作られており、東北新幹線の主役になっています。
さらに八戸延伸にともなって、E2系1000番代も登場しています。 |
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E3系 (1997〜現在)
秋田新幹線〔こまち〕用に作られた車両です。
東京−盛岡間は〔やまびこ〕と連結して走ります。
のちに増備されたE3系1000番代は、山形新幹線用として作られ、〔つばさ〕として走っています。 |
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E4系 (1997〜現在)
新しい“MAX”(マックス)として作られた車両です。
先頭部分は700系とおなじように、鳥のくちばし形になっています。 8両編成ですが、2つの編成を連結して16両編成にすると、世界最大の乗客定員になります。
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E5系 (2011〜現在)
東北新幹線でさらに最高速度で走るために作られた車両で、時速320キロを出し、世界最高速度のフランスと並びました。将来は時速360キロで走る計画です。
現在は東京−新青森間を走る〔はやぶさ〕〔はやて〕のほか、各駅停車の〔なすの〕などでも見ることができます。 |
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E6系 (2013〜現在)
東北新幹線E5系と併結して時速360キロで走るために設計された秋田新幹線用の車両で、2013年3月から〔スーパーこまち〕としてデビューしました。
デビュー時は最高300キロですが、2013年末には320キロで運転する予定です。なお盛岡−秋田間の在来線区間での最高速度は130キロです。 |