国鉄特急電車こくてつとっきゅうでんしゃ
485けいと489けいいろいろ

しゃしん せつめい
485系  485系初期けいしょきタイプ
 国鉄型特急電車こくてつがたとっきゅうでんしゃ最高傑作さいこうけっさくといわれた485けいは、こだまがたばれたボンネットタイプでデビューしました。
 すぐれた設計せっけいとデザインで、四国しこく北海道ほっかいどうのぞ全国ぜんこく活躍かつやくしましたが、そのおおくが引退いんたいしています。
 
485系  485けい 200番代ばんだい
 ボンネットタイプからおおきくモデルチェンジしたのがこの200番代ばんだいで、583けいや183けいのデザインを引き継ひ つぎでいます。
 特徴とくちょうである正面しょうめん貫通路かんつうろは、実際じっさいにはほとんど使つかわれていないため、その設計変更せっけいへんこう廃止はいしされています。
485系  485けい 300番代ばんだい
 200番代だい特徴とくちょうであった正面貫通路しょうめんかんつうろは、実際じっさいにはほとんど使つかわれていないばかりか、すきまかぜゆきはいりこんでくると不評ふひょうだったため、このグループからは廃止はいしとなり、前面ぜんめんのヘードマークもはばおおきくなりました。
 485けい完成かんせいされたスタイルとして鉄道模型てつどうもけいのモデルにもなり人気にんきがあります。
485系  485けい 1000番代ばんだい
 東北地方とうほくちほうへの特急電車とっきゅうでんしゃ増発ぞうはつのために投入とうにゅうされたグループで、車体しゃたいのデザインは300番代ばんだいとあまりわりません。
 日本海沿にほんかいぞいの羽越本線うえつほんせんはしるため、塩害対策えんがいたいさくがされていることや、食堂車しょくどうしゃ連結れんけつしないため、車販準備室しゃはんじゅんびしつもうけています。
485系  485けい 1500番代ばんだい
 北海道ほっかいどう特急電車とっきゅうでんしゃはしらせるためにつくられたグループで、1000番代ばんだいをもとに耐寒・耐雪構造たいかん たいせつこうぞうをさらに強化きょうかしたものとなっています。
 外観的がいかんてき特徴とくちょうは、ゆきなかでの視界確保しかいかくほのために、ヘッドライトが2とうになっていること、ゆきがへばりいてもえるように尾灯びとう突き出つ でたものになっています。
 その781けい登場とうじょうにより、北海道ほっかいどうでの実験じっけん役目やくめえ、東北とうほくはしっています。
485系  485けい 2000番代ばんだい 
 485けい新製しんせいは1500番代ばんだい最後さいごとなり、その改造かいぞうによりできたグループにたいする、新番代区分しんばんだいくぶんとなっています。
 この2000番代ばんだいは、〔スーパー雷鳥らいちょうようのパノラマグリーンしゃつくるために、一般いっぱんのグリーンしゃ改造かいぞうしてできたもので、現在げんざいは〔雷鳥らいちょう〕として使つかわれています。
485系  485けい 3000番代ばんだい 
 485けいなかでもっとも異彩いさいはなっているのがこの3000番代ばんだいで、JR東日本ひがしにほんが〔はつかり〕〔いなほ〕〔はくたか〕ようのサービス改善かいぜんのために、内外装ないがいそう大幅改造おおはばかいぞうしたもので、それまでの485けいとは外観がいかんがまったくわったものになっています。
485系  485けい 700・800番代ばんだい 
 JR西日本にしにほんでは、みじかい編成へんせい特急電車とっきゅうでんしゃ増発ぞうはつするため、先頭車両せんとうしゃりょう大幅おおはば不足ふそくし、それを中間車両ちゅうかんしゃりょう運転台うんてんだい取り付と つける改造かいぞうでまかなうことになり、そこで誕生たんじょうしたグループがこの700・800番代ばんだいです。
 700番代ばんだい非貫通型ひかんつうがたですが、800番代ばんだい正面貫通路しょうめんかんつうろもうけられています。その後一部ごいちぶが183けい編入へんにゅうされています。
489系  489けい 
 上野うえの金沢かなざわ信越本線経由しんえつほんせんけいゆむす特急とっきゅう白山はくさん〕として碓氷峠対応うすいとうげたいおう車両しゃりょう必要ひつようとなり、485けい碓氷峠対策版うすいとうげたいさくばんとしてつくられたのがこの489けいです。
 デザインも485けいおなじように、ボンネットタイプから正面貫通しょうめんかんつうタイプ、正面非貫通しょうめんひかんつうタイプと3種類しゅるいありましたが、碓氷峠うすいとうげ廃線はいせんとともに活躍かつやくもなくなり、現在げんざい夜行急行や こうきゅうこう能登のと〕などではしっています。