駅メロディーの部屋 コンセプトと著作権の考え方
Concept and copyright of "The Station melodies clip"

1.駅メロディーのページのコンセプトですが
  1. ある程度音質にこだわったものとしました。 但しあまりクリア過ぎると、音源をどこかから根回ししてもらって直接録音したのではないかという疑いを持たれ、著作権の問題になりますので(まあ私に音源を回してくれるような関係の人はいませんが)、あくまで駅のホームで録音したという一般的な方法で、その中でも出来るだけ良い音質で皆様に楽しんでいただこうという目的です。→音質重視というより臨場感重視の方が正しいかも知れません。
  2. ステレオにもこだわることにしました。 音質を上げる(つまり、ホーム上の雑音から逃れるには、竿などを使ってスピーカーに直付けするなどしたり、高価な望遠マイクなどを使えばいいのですが、それをするとステレオ録音の意味がないので、そこまでして音質を上げなくてもいいから、ステレオで聞きたいというのにこだわりました。 だから録音時にはスピーカーからだいたい2m以上は離れてステレオ感を出すべく録っています。
  3. 音楽性を重視。 あくまでメロディーですから、4小節以上のフレーズが欲しいですし、それ以下の短いものは言わばジングルというヤツ(例えば信濃町のようなもの、いやっ信濃町はむしろチャイムだとも思います。)ですので、ここでは音楽性を重視し、曲らしい曲を掲載することにしています。
  4. 早切りは無しよ。 駅メロディーを扱った各ページを拝見しましたが、東京駅1番(中央線下りタイプ)のような比較的簡単に録音できるような曲さえ早切り(曲の途中で切っている)のまま掲載されているページも見受けられますが、がっかりさせてしまいますので、採用駅も多く比較的簡単に録音できるメロディーについては、早切りされた場合は掲載を見合わせるか、早切りであることを明記することにしています。
  5. 君もチャレンジ! 私の録音した場所が必ずしもその駅のベストポイントとは限りませんが、参考までに私が録音したポイントを紹介しております。特に秘密などと言って独り占めするつもりはありません。 何と言ってもメロ録りは「運だめし」に近いものがありますから・・・。
 以上のことをコンセプトにしてますので、著作権の問題の範囲内で、自由に楽しんで下さい。 (と言うよりかは自分自身が楽しんでまして、実際自分の車にも取り付けてしまってます。→ミニドリーム号のページ参照)といった目的で、この広場を作成しました。
2.著作権について
 たった5秒から10秒位のメロディーとはいえ、音楽性がありますし、実際に作曲されたものですので、当然に著作権の問題が発生します。
 当ページにおける私の著作権に対する考え方は次のとおりです。
  1. 登場から約10年を経てすっかり街の音と化している。 → 駅という極めて公共性の高い場所で、公然と鳴らされていること、継続的に使用されることで公衆に認知されていることが理由としてあげられます。
  2. 代替性がないこと。 → 作曲されてシンセサイザ等の楽器を用い、演奏・録音・販売という歌手などの出す一般の音楽著作物と変わらぬ過程を経ているが、CD等での販売を目的としている訳ではなく、実際に販売もされていないことで消費者が買うことができないことから、HP上で公開しても直ちに著作者の権利を侵したとは認めがたいのではないでしょうか?
  3. これはどうなの? じゃあ宗次郎の「こころ」や「愛しき子供達へ」などはCDなどが発売されているではないか・・・。→しかしアレンジが全然違います。 CDなどでも同じ曲を同じ人や別の人が“リミックス”や“カバーヴァージョン”などで別CDをよく発売しますよね、ですから駅メロディーも別のモノと考えたほうがよいのでは・・・。→その後色々と調べたところ、この考えは屁理屈だそうですが、ここで扱っている内容では特段問題にする程ではないようです。
  4. 駅で録音したものである。 → 駅で録音しており、もしくはそれに近い音源から直接録音(非劣化複写)したものではないこと。→結局最終的には1番と同じこの原則にたどり着くでしょう。
  5. その後の調べで、著作権侵害で問題となるケースは、「不正コピーの頒布等によって、本来の著作物の販売やアーティストによる演奏活動等に不当な影響を与えた場合。」となっていました。すると、駅メロディーは販売やアーティストの演奏活動(車掌がアーティストということになるのでしょうか?)を目的としていないので、「何だ、そんなに心配することなかったのか。」というのが、現在の感想です。
 以上のことから駅メロディーはHP上での公開は個人で楽しむ場合において、著作権を法外に侵したとは考えにくいと判断しました。 それでもメロディーをMDやCD−Rなどにデジタル録音して、無断で有料販売・演奏したりすればこの限りではなく、著作権を侵したとされる場合がありますので、誰もいないと思いますが、有料販売などはしないよう注意して下さい。 またmidiファイルや楽譜であっても音符の並びそのものが著作物ですから、無断で有料販売した場合は、著作権侵害を疑われますので注意を・・・。Midiの方が雑音が入らないので、厳しく問われるようです。
 なお、現在の動向としては、楽曲をMP3で録音した場合、サンプルとして45秒までは構わないそうです。
 2の代替性ですが、例えばテイチクあたりが“駅メロディー全集”なるCDを発売した場合はどうなるのか?この場合は上記4とのからみで、明らかに駅で録音したものであれば問題ないと思いますが・・・。その時の情勢によります。
 
 あとは情勢や世論の動向しだいと言うところでしょうか?  
 これらのことを踏まえて(つまり普通に聞いて楽しんでおれば問題なし)、駅メロディーを楽しんでいただければ幸いです。 あっそれと、私のように車に搭載して(バイクや自転車もあれば)、「自家用車の発車メロディー」にして楽しんでいるチャレンジャーな方、おられましたら御一報を!
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