切符資料室 1 周遊券&フリー切符集
Excursion ticket and free path 

 私もそうでしたが、多くの旅人を育成してきたあの周遊券が廃止となり、不慣れな人には使い辛く、期間も短すぎる「周遊きっぷ」に置換えとなり残念な限りですが、私が使った周遊券の一部ですが、ここにスキャンをして、周遊券を知らない若い世代には知ってもらい、利用経験者の方には懐かしんでもらいたいと思います。
 周遊きっぷへの置換え後、売上が急落しているのも無理もありません。 せめて北海道・東北・四国・九州のワイドだけ(できれば北陸・山陰も)でも復活するか、かつてのニューワイドのように10日用・14日用を出したり、隣接ゾーンと組み合わせ可能にして発売してもらえればと願うわけは、若い世代の鉄道旅行離れが否めない実情(青春18期間以外では鉄道に乗らないなど)があります。
 確かに公平感の問題はありますが、鉄道旅行派の育成には欠かせなかった存在だっただけに、旅行者を増やして収益を上げる意味でもJRさんに再考して欲しいと思います。
 ※ その「周遊きっぷ」が早くも見直しで廃止が続々!、やっぱり元に戻した方がいいと思うが・・・。 
 1.周遊券 コ メ ン ト
東京ミニ周遊券
B券のみ
 中学3年の夏に私が初めて使った周遊券です。 青春18の発売されていない期間はよく使われるもので、売れ筋の一つだったでしょう。  
信州ワイド周遊券
B券のみ
 北海道を除けば一つの県内でこれだけ乗れる券はなかった。 長野県って広いんだぁ! でも今は2分割されてしまいました。 
九州ワイド周遊券
A券+B券
 高1の夏休みは九州乗り潰し、今回からA券を残す方法を実施。 またこの時から特急列車にも自由に乗れるようになり重宝しました。 
北海道ワイド周遊券
A券+B券
 高2の夏は憧れの北海道へ、本当に乗り甲斐がありました。 東北も合わせての旅行だったので、一旦東京まで帰ってそこで切り捨て。 
東北ワイド周遊券
A券+B券
 北海道に続き東北も潰す。本当に短い1か月でした。このツケはその後の人生に・・・。 なお券面をどの程度汚すかで、下車印集めは躊躇してしまった。
山陰ワイド周遊券
B券のみ
 大学入学後初めての周遊券旅行。 今回はビデオでの旧客撮影に必死。 あっ、A券渡してしまった・・・。(T_T)
山口・秋芳洞ミニ周遊券
A券+B券(マルス券)
 山陰ワイドでカバーできない区間の潰し&観光に、これを使って小野田線支線や秋吉洞へ。 マルス端末でも発行可能になった。 ということでマルス券です。
四国ワイド周遊券
A券+B券+船券
 常備券の窓口に係員がいなかったので東急観光で買う。 四国ワイドには片道関西汽船にも乗れる船券があり、うれしい選択肢でした。
鳥取・浜村ミニ周遊券
A券+B券
 急行「みささ」お別れツアーで使う。 確か自由乗降区間の一番小さい周遊券だったように思います。 もちろん全区間乗った。
北陸ワイド周遊券
A券+B券+G券
 「冬こそ北陸」キャンペーン中の北陸へ、「SLときめき号」も走るので、能登オプションを付ける。 なおG券の右側に「おくのと号」の乗車券が付いていました。
東北ワイド周遊券
A券+B券(マルス200系券)
 日旅で買ったところ、端末発券された。 インクリボンも薄く、何とも見にくい切符になってしまった。 改札の度に「周遊券です」と説明しながら通った。
北海道ワイド周遊券
A券+B券(マルス券)
 この時期までくると、もう常備券は置いていないのか、最終デザインのタイプかな。 この時は急行「まりも」「大雪」の実質お別れツアーに。
北海道ニューワイド周遊券
X券+D券+Y券
 ワイド・ミニがマルス化されると、あとはニューワイドに頼るのみ、道内滞在期間が短い時はこれで決まり。 でもそれも昔の話。
東北ワイド周遊券
A券+B券(マルス券)
 緑色の券片で最後に使ったマスル券。フォーマットもこれで最終の形になっていると思います。旅行内容もさよなら東北本線50系の旅。
九州ワイド周遊券
A券+B券(マルス券)
 現在の青色券片になって使ったマルス券。この色を見ると、つい最近までワイド周遊券があったんだなあと思わされます。
2.フリーきっぷ コ メ ン ト
北海道フリーきっぷ
上:平成10年
下:平成11年
 周遊きっぷ切替後となった第14回目・第16回目の北海道旅行は、通用期間が7日間のこの切符と青春18などを組み合わせるなどして、今を過ごすことになりましたが、この切符がせめてもの救いであり、本当にありがたい存在です。(マルス券)
国電フリー乗車券  現在の都区内フリーきっぷ。 乗車の度に鋏を入れてもらえ、楽しい形に。 駅鉄(ホームでの列車撮影)ばかりしてたので、あまり下車していません。
3.青春18きっぷ コ メ ン ト
青春18のびのびきっぷ
表 紙
初版1日用
初版2日用
第2版
ワッペン
 若者の皆さん、昔は「のびのびきっぷ」だったのですよ。 初回発売の冊子の後ろにはワッペンが付いてて、果敢にもこれを銀箱に貼って大垣夜行等に乗っている強者も見かけました。 春は5月末まで使えたのが最高でした。
 なお第2版の例は、台風で不通になって有効期間を延長してもらった例です。この時は翌日も開通せず、ひと駅だけ新幹線に乗れる特例処置(特定特急券は必要)をしてもらった。 そう私は数少ない「青春18で新幹線に乗った男」です。 最近ではこんな計らいはしてくれないのか・・・。
青春18きっぷ
PC端末券
マルス券(バラ)
最近のナマ券
 青春18きっぷも昭和60年代に入るとメジャーな存在になり、金券ショップや大学生協などでもバラ売りされるようになりました。 そのための対策もあり、現在のような形になったのでしょう。
 マルス化が進んだ今でも、北海道・西日本などでは印刷された通称ナマ券が残っています。
4.その他 コ メ ン ト
国鉄ギフトカード
(500円券)
 ギフト券といえば、百貨店やビール・お米などが有名ですが、これはその国鉄版といったところです。その後はオレンジカードの登場もあって、廃止されました。
国鉄旅行券
(1,000円券)
 こちらは100円券片の10枚綴りになっていました。どうせなら回数券のように11枚ついていたらよかったのに・・・。また専用のソフトケースも付いていました。左からケース・表紙・券片。